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飲食店の外国人客対応:基本情報を多言語で伝える準備

飲食店の外国人客対応:基本情報を多言語で伝える準備

結論

外国人客対応の第一歩は、通訳を用意することではなく、来店前によく聞かれる基本情報を整理しておくことです。メニュー、アレルゲン、支払い方法、予約の4項目を短い質問と回答の形にまとめておけば、翻訳の手間を抑えながら案内できます。対応する言語は導入時に確認し、店舗が登録した情報の範囲でAI接客チャットが一次対応、範囲外や要判断はスタッフへ引き継ぐ形にすると現場が回ります。

まず整理する4項目

外国人客からの問い合わせは、意外と定型的です。次の4項目を先に固めておくと、その場での対応や翻訳のやり直しが減ります。

  1. メニュー:主要な料理名と、写真・簡単な説明。辛さや量など補足が必要なものは印をつける。
  2. アレルゲン:断定せず「対象食材と希望を確認のうえ対応可否を判断」する前提で整理する。原材料が明確なものだけ事前回答にする。
  3. 支払い:使えるカード・電子マネー・現金の別。使えないものも明記する。
  4. 予約:実際に利用できる予約手段だけを記載。連携の可否は要相談で、対応していない場合は予約ページや電話へ案内する。

一つの回答に複数条件を詰め込まず、質問ごとに分けるのが翻訳しやすさのコツです。詳しい設計手順は「飲食店の電話問い合わせを減らすFAQ設計」も参考にしてください。

翻訳の手間を抑える書き方

翻訳を前提にするなら、元の日本語を短く・具体的にしておくことが効きます。「当店自慢の逸品」のような曖昧な表現より、「牛肉の煮込み、辛さ控えめ」のほうが正確に伝わります。数量・時間・金額は数字で書き、修飾語を削ります。

対応言語は店舗によって必要な範囲が異なるため、一律に断定せず導入時に確認します。ホテル・旅館の多言語対応の考え方は「ホテルの多言語問い合わせ対応」で扱っています。飲食店では、まずメニューと支払いの2つを優先して整えると効果が出やすい傾向です。

Q&A例

Q. アレルギーはありますか?
A. 一律に「対応可能」と断定せず、対象食材と希望内容を確認のうえ、店舗スタッフが可否を判断してご案内する、という回答にします。

Q. クレジットカードは使えますか?
A. 登録した支払い手段(カード・電子マネー・現金の別)の範囲で回答し、使えない手段も明記します。

Q. 今夜2名で予約できますか?
A. 実際に使える予約手段のみ案内します。連携していない場合は予約ページや電話へ引き継ぎ、その場で確約はしません。

運用のポイント

基本情報は作って終わりではありません。営業時間の変更やメニュー改定があれば、登録情報を更新します。AI接客チャットを使う場合も、登録した情報にない内容は推測で答えさせず、範囲外・要判断はスタッフへ引き継ぐ条件を先に決めておくことが大切です。人が判断する部分(アレルギーの最終確認、団体予約、特別対応)と、情報を伝えるだけで済む部分を分けておけば、外国人客にも落ち着いて対応できます。

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